上野動物園の動物の中でも、ゴリラのモモコは出産経験が多いことをご存知でしょうか?
モモコは、長年にわたって親しまれてきた人気のあるゴリラであり、その出産は多くの人々の関心を集めています。上野動物園は、これまでにも多くの動物の出産を経験してきましたが、ゴリラのモモコの出産は特別な意味を持ちます。
その理由は、ゴリラのモモコが繁殖目的で上野動物園に来ましたが、期待以上に多くの子供を産んでいることです。
彼女の出産は、減りゆくゴリラの減少を少しでも食い止め、さらに多くの人々にとって感動的な子育ての様子を観られる機会が多いことでしょう。
【上野動物園】ゴリラの森|母モモコ出産は何回目なの?
2022年5月31日に、モモコがスモモを出産しました。モモコにとっては6頭目の子供です。
(オハコとの間に生まれた子供は5頭目となります。)
その後、授乳する姿勢が見られないことから、2022年6月3日にスモモは人工哺育に切り替えられました。そして、母親のモモコは重度の貧血であることがわかりました。
重度の貧血が原因で授乳ができない状態だったのかもしれません。
そして、6月10日からモモコは群れから隔離されて、集中的に治療する流れになりました。
5年ぶりに出産しましたが、今回は高齢出産だったことから大事を取って治療に専念していました。
約3ヶ月後の2022年9月にゴリラの群れに戻ることができました。
上野動物園ゴリラの森|モモコ出産歴
モモコは、1983年6月3日スペインで生まれ彼女に生まれました。
1990年3月29日 千葉市動物公園に来園し、その後はブリーディングローン(共同繁殖)として上野動物園へ来園しました。
2000年7月3日、オスのビジュとの間に長男のモモタロウ(オス・第1子)が生まれました。
(現在、モモタロウは2頭の父親として京都市動物園で飼育されております。)
その後、2002年7月8日 にモモタロウと共に千葉市動物公園に戻りましたが、2008年12月2日に繁殖目的として再び上野動物園へ来園しました。
その後、オスのオハコとの間に、長女2009年11月14日 コモモ(メス・第2子)が生まれました。さらに、2013年4月24日に次女のモモカ(メス・第3子)が生まれました。
その3年後の2016年10月12日には、オハコのとの間に生まれましたが残念ながら亡くなりました。
翌年の2017年10月9日 オハコのとの間に次男のリキ(オス・第5子)が生まれました。
そして、2022年5月31日にオハコのとの間に三女の(メス・第6子)「スモモ」が誕生しました。モモタロウ以外の子供は全てオハコのとの間に生まれた子供です。
(オハコの子供は5頭となります。)
【上野動物園】ゴリラの森|母モモコとスモモの感動の対面
離れて飼育されていたスモモは、2023年に3月6日からゴリラの群れで一緒に飼育されることになりました。母親モモコとスモモの感動の再会は、スモモがモモコに抱きついて離れませんでした。
【上野動物園】ゴリラの森|現在は何頭が飼育されているの?
現在は、「父親のオハコ、母親のモココ、コモモ、モモカ、リキ、スモモの6頭の家族」 と「1999年に上野動物園に来園した先住のメスゴリラのトト」の合計7頭がゴリラの森で飼育されております。
トトは、血縁関係は無いのですが、小さかった頃のモモカやコモモの面倒を良くみていました。
2023年8月のゲリラ豪雨の時に「ゴリラの森」に行きましたが、残念ながら展示スペースにはゴリラ達はいませんでした。
展示スペースに設置されているTVモニターに、スモモらしきゴリラの1部分だけ写っておりました。
写真を撮影したのですが、あまりスモモの姿が綺麗に撮影できなかったので、次回にリベンジしてスモモを撮影したいと思います。
上野動物園のゴリラの森とは?|場所どこ?
ゴリラの森とは、ニシゴリラ(ニシローランドゴリラ)が展示されている場所のことです。
展示されている場所は、上野動物園の東園でスマトラトラの展示スペースの隣にゴリラの森があります。また、日本に19頭いるゴリラのうち、上野動物園には7頭のゴリラが飼育されています。
【上野動物園】ゴリラの森|母モモコのスモモ出産から現在の状況は?
スモモを出産後に、極度の貧血で一時期は群を離れて約3ヶ月ほど治療に専念していました。
現在は、元気に7頭の群と一緒に楽しく暮らしています。
そして、上野動物園には様々な動物たちが暮らしていますが、その中でも特に人気なのがゴリラの森です。ゴリラの森は広々としたエリアで、自然な環境を再現しています。
訪れる人々は、ゴリラたちの生態や行動を間近で観察することができ貴重な体験ができます。
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