【上野動物園】ツキノワグマ|ウタの名前の由来と母親の秘密とは?追記あり

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【上野動物園】ツキノワグマ|ウタの名前の由来と母親の名前の秘密とは?

上野動物園には、たくさんの可愛らしい動物たちが住んでいます。
その中でも特に注目したいのが、園内で生まれたツキノワグマのウタ。
本日は、ウタ名前の由来と母親の名前の秘密についてお伝えしていきたいと思います。

目次

ウタの誕生と名前

2011年2月25日、上野動物園で驚きの出来事がありました。
ツキノワグマの母親が冬眠中に初めて出産し、その子がメスであることがわかりました。

この子には名前が必要でしたが、父親の「ソウ」と母親の「タロコ」からそれぞれ一文字ずつもらい「ウタ」と名付けられました。ウタの名前には家族のつながりと、母親の名前が反映されています。

ウタの成長の驚異

ウタは着実に成長し、その成長ぶりは目を見張るものがあります。
生まれたばかりの頃はわずか4キログラムだった体重が、たったの3か月で驚異的な14キログラムも増加しました。

ウタは元気いっぱいで、放飼場ではロープからロープに飛び移り、近くでタロコは暖かく見守っていました。

そして、ウタはお気に入りのものを見つけるとそれを寝室まで運ぶほどの活発さを見せていました。
※当時のパソコンのハードディスクが壊れて、ウタの画像が消えてしまいました。

上野動物園ツキノワグマ|幼少期の頃の可愛らしいウタに癒される!

子ども時代のウタは上野動物園の人気者であり、可愛らしい姿と愛らしい仕草でたくさんの人々を魅了していました。

当時は、母親のタロコと一緒に遊びながら可愛い姿で多くの方を魅了していました。
ウタは好奇心旺盛で、その姿を撮影しようと沢山の人たちがツキノワグマのブースに訪れていました。

ツキノワグマの父親「ソウ」と母親「タロコ」、子供のウタは、誰の目から見ても幸せな家族の象徴でした。

ウタの特徴

ウタの特徴は、その愛らしい顔つきとツキノワグマ独特の胸のマークです。
そんなウタも2023年で12歳になりました。

もう、子どもから「素敵なお姉さん」になったウタは、現在も愛らしい外見と個性豊かな行動で多くの人々を魅了しています。

特に愛らしい顔つきが印象的で、ほっこりとした表情が観察者の心を打つことでしょう。

ウタの豊かな表情豊かな仕草は、観る者を楽しませること間違いありません。
※今回は、閉園間近だったので写真が撮れませんでした。

追記2024年3月下旬
久しぶりにウタちゃんと再会できました!

2024年3月23日ツキノワグマのウタちゃん

母親【タロコ】の名前の秘密とは?

ウタの母親の「タロコ」は2006年4月30日に富山県で保護されました。
その後、富山市ファミリーパークで飼育されていました。
そして、2006年7月に上野動物園の「まぁくん」と交換される形で来園しました。

実は、タロコは保護された時に「オス」と勘違いされていました!
最初に付けられた名前は、なんと『タロウ』君でした!

上野動物園に来園後に、メスと判断されて『タロウ』から『タロコ』に改名されたのです! 
ちょっと安易な付け方ですが、仕方がなかったのかもしれませんね。
ちなみに、父親の「ソウ」は長野県で保護されまして、2007年8月に上野動物園に来ました。

仲良し家族|親子の突然の別れ

ウタの微笑ましい姿は観覧する人たちにも大人気でしたが、そんな上野動物園のツキノワグマの仲良し家族に突然の別れが訪れました。

ウタの両親、「ソウ」(オス)と「タロコ」(メス)は、2015年に多摩動物公園へ移動することになりました。

突然、両親とは離れ離れになってしまい、最初は元気が無かったウタでした。
でも、ウタは独りぼっちではありませんでした。

それは、先住クマのメスの「クー」がいるからです。
「クー」は「ウタ」の7歳ほど年上のクマです。

クーさん
早く室内に入りたいクーさん

クーさんの画像を追加しました

ただ、そうは言っても、突然に両親が居なくなったことは凄く寂しかったと思います。
でも、少しずつ「一人遊び」を覚えていき、よく木登りをして何度も登ったり降りたりしていました。そして、それに飽きると葉っぱを集めて遊んでいました。

その後「ソウ」と「タロコ」は様子はどうなの?

実は、多摩動物公園に移動した両親の「ソウ」と「タロコ」も大変だったのです!
慣れない環境で、2頭とも警戒心が高くなってしまい、特に「タロコ」が室内部屋から一歩も動かなくなってしまいました。

なんとか「ソウ」は放牧場に行きましたが、「ソウ」も室内にすぐに戻れるように放牧場と室内を行ったり来たりを繰り返していました。

結局、すぐには環境になれず、2頭とも放牧場に自由に行くことができませんでした。

そんな状況を飼育員の方々が根気強く見守り続けて、ソウ」は約1ヶ月、「タロコ」に関しては約2ヶ月後に、やっと自由に放牧場に行けるようになりました。

ツキノワグマの愛らしい外見と個性豊かな行動

ツキノワグマは、日本に生息する哺乳類の一種で、特に北海道や本州の山岳地帯に生息しています。
ツキノワグマは体長が約120cmから150cmほどで、体重は成熟したオスで約170kgから200kg前後になります。
上野動物園のツキノワグマたちは、その愛らしい外見と個性豊かな行動で多くの人々を魅了しています。
特にトレードマークの白い三日月模様が印象的で、ほっこりとした表情が観察者の心を打つことでしょう。
彼らの豊かな表情豊かな仕草は、観る者を楽しませること間違いありません。

【上野動物園】ツキノワグマ|ウタの名前の由来と母親の名前の秘密とは?

「父親のソウ」と「母親のタロコ」の文字を1文字ずつ貰って『ウタ』という名前になりました。
そして、オスと間違われて「タロウ」と名付けられて、上野動物園に来園してメスと気づかれて「タロコ」に改名されました。
残念ながら、「母親のタロコ」は 2022年9月5日に移住先の多摩動物公園で亡くなりました。

現在では、すっかりお姉さんになった「ウタ」と、先住クマの「クー」で元気に暮らしております。
上野動物園に足を運ぶ家族連れの皆さんにとって、ウタの姿を見ることで心癒され楽しい時間を過ごしていただけることでしょう。

また、【クマたちの丘】には、エゾヒグママレーグマが隣接しています。
そして、すぐ近くには『ホッキョクグマとアザラシの海』もあり、泳ぐホッキョクグマなども観覧できます。

ぜひ、上野動物園に訪れて、ウタの成長やツキノワグマの魅力を体感してみてください。

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