上野動物園の「クマたちの丘」の場所はどこにあるの?
「クマたちの丘」は、マレーグマ、ツキノワグマ、エゾヒグマが展示されています。
【上野動物園】クマたちの丘|場所はどこにあるの?
正門を抜けまて、そのまま直進して頂くと「ゾウのすむ森」が見えてきます。
「ゾウのすむ森」が見えて来ましたら、右側の勾配がある道に進んでいきますと「クマたちの丘」に辿り着きます。
また、近くにはホッキョクグマとアザラシの海の展示ゾーンがあります。
上記2点の地図は、東京ズーネットさま|上野動物園「園内マップ」から引用
【上野動物園】クマたちの丘|クマの種類は何種類あるの?クマのサイズは?
「クマたちの丘」は、マレーグマ、ツキノワグマ、エゾヒグマの3つの種類のクマを観覧できます。
大きさで説明しますと、1番小さいサイズがマレーグマ、中間の大きさがツキノワグマ_、1番大きいサイズがエゾヒグマとなります。
クマたちの丘|クマたちの特徴やお勧めのポイントは?
「クマたちの丘」では、様々な種類のクマが展示されています。
それぞれのクマの特徴やお勧めをお伝えいたします。
【上野動物園】クマたちの丘|マレーグマの特徴とお勧めポイント
マレーグマの特徴は、中国南部から東南アジアにかけての熱帯・亜熱帯地域の森林に生息しています。
体長1〜1.4m、体高70cm、体重27〜65kgの小型のクマです。クマの仲間でも最も小さい種類となります。
また、夜行性で木登りが得意です。そして冬眠はしません。
また、シロアリやハチミツを好み、シロアリの巣を壊すために鋭く曲がった爪を持っています。
そして、愛嬌のある体型も人気となっています。
レッドリスト(IUCN)では、危急種(VU)に分類されている絶滅危惧種で、日本全国で16頭しかおりません。
残念ながら、日本の動物園ではマレーグマの頭数が年々減少しております。
また、上野動物園のマレーグマのキョウコは人間の年齢ですと「おばあちゃん」です。
以前は、複数のマレーグマがおりましたが、
職員さんの健康管理の陰で、今日も元気に過ごしています。
詳しい情報は、コチラの投稿をご覧ください。
【上野動物園】クマたちの丘|ツキノワグマ_の特徴とお勧めポイント
ツキノワグマの特徴は、胸の三日月型 の白斑です。
西アジア諸国、台湾、韓国、日本の東アジアなど幅広く生息しています。
体長1.1〜1.4m、体高70cm、体重40〜130kgの小型〜中型のクマです。
過去には220kgのオスが捕獲されたこともありました。
ツキノワグマは冬眠します。ブナ類の実やドングリ、蜂やアリなど雑食ですが基本的には植物を食べます。
ウタちゃんにはファンが沢山います。この画像を撮影する時も3人の方がずっとウタちゃんを撮影していました。
お勧めポイントは、ツキノワグマの冬眠室がモニターを通して冬眠の様子を観ることができます。
【上野動物園】クマたちの丘|エゾヒグマ_の特徴とお勧めポイント
エゾヒグマの特徴は、非常に大きな体が特徴です。
北海道ほぼ全域に幅広く生息しています。天塩・増毛地方および石狩西部地方の個体群のみ生息数が少ないです。
体長2〜2.3m、体高70cm、体重150〜250kgの小型〜中型のクマです。過去には400kgのオスが捕獲されたこともありました。
シウリザクラやナナカマド、ブナ類の実など植物の果実を食べます。
しかし、ここ最近は食糧難などで、鹿などの動物を襲うケースも増えて来ました。
さらに、農作物などの被害も多くなって来ました。
【上野動物園】クマたちの丘|知られざる隠れ秘話が沢山あるの!?
クマたちの丘には、知られざる多くの秘話があります。
秘話を知ることで、クマたちの丘の観覧がより楽しくなります。
【上野動物園】クマたちの丘|知られざる秘話!世界初の〇〇展示とは?
【ツキノワグマの冬眠展示】は、「クマたちの丘」でも特に力を入れてきた展示方法です!
当時は【冬眠展示は世界初の試み】で、とても画期的な展示方法でした。
しかし、クマ舎が完成した当時は、冬眠についてのデータが無いため『飼育室の温度調節などをコントロール』が難しく、大変困難なチャレンジでした。
今では、当たり前のように『冬眠している姿をモニター越しで観られます』が、当時の園長さんや飼育員さんの努力の賜物で、私たちは展示を観覧することができます。
ツキノワグマの記事はコチラです。
【上野動物園】クマたちの丘|知られざる秘話!オープン当初から今も現役のクマはいる?
クマたちの丘が完成した当初から、エゾヒグマのポンとポロとツキノワグマのクーは展示さてていました。
そして、今も変わらず元気な姿を見せてくれます!
東京ZOOネットBB様の動画から、当時のポンとポロの画像を視聴できます。
【上野動物園】クマたちの丘|知られざる秘話!クマ以外の動物を同時展示!?
「マレーグマ」と「コツメカワウソ」は、同じ敷地内で展示さえれています。
さらに、驚くことに「エゾヒグマ」と「キツネ」の組み合わせた展示が検討されておりました。
色々な構想プランがあったみたいです。
【上野動物園】クマたちの丘|場所はどこ?知られざる隠れ秘話!?まとめ
「クマたちの丘」は、当時の上野動物園「小宮輝之 園長」が、多摩動物公園の飼育係で働いていた時からの「夢のプラン」だったそうです。
「当時の夢」を上野動物園の園長になってから、「クマたちの丘」として実現したことに情熱の強さを感じました。
高齢のマレーグマのキョウコ、今も仲良しのエゾヒグマのポンとポロ、体は大きくなったツキノワグマのウタとクー。
どのエリアも色々な想いが詰まっている「クマたちの丘」を満喫してくださいね。
コメント
コメント一覧 (2件)
お久しぶりです。
2024年4月20日、岐阜県高山市にある「奥飛騨クマ牧場」に遊びに行って
それから間をおかずにマイブログにて記事を作成して
「東京下町お出かけブログ」様を閲覧したら【クマたちの丘】記事が更新されていて
ちょっとした奇縁を感じてしまいました。
それはそれとしまして、1つの展示エリアについて
とても詳しく紹介されていて勉強させていただきまして
次回に上野動物園に遊びに行く機会には
世界初の冬眠展示に注目してみたいと思いました。
のりゅさん、ご無沙汰しております。
お元気でしたでしょうか?
奥飛騨熊牧場が凄く気になります!(笑)
私の方は、仕事やプレイベートの都合で一時期ブログの更新が止まっていました。
少しずつ記事を再開していきますので、今後とも良いお付き合いをよろしくお願い致します!
来園のタイミングが合えば上野動物園で交流会でもやりたいですね!
コメントありがとうございました。