ナフサ不足深刻化?|ポテトチップスのパッケージが白黒になった。

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ナフサ不足がすこしずつ深刻な状況になっている?
今回は、身近なスナック菓子の変化について投稿します。

目次

カルビー|ポテトチップスのパッケージが白黒になった!

現在も中東情勢は緊張状態が続いています。
それに伴い、ナフサ不足の影響が少しずつ深刻化してきました。

3月には山芳製菓のポテトチップス「わさビーフ」など主力6製品の生産を停止したのは記憶に新しいですが、今回はカルビーの主力商品のパッケージが白黒になることが判明しました。

パッケージに使う印刷用のインクを節約

通常、パッケージはカラー分解というCYMKの4色の掛け合わせでカラー印刷が成り立ちます。

経済アドバイザー

今回はインクを「2色」節約することで、ナフサの消費を少しでもおさえようとするメーカ側の配慮が伺えます。

ブログ管理人

私も分野は違いますがビニール専門の印刷を生業にしています。
インクを2色ほど減らす英断にはビックリしました。

白黒包装に変更するのは、「ポテトチップス」の他に「かっぱえびせん」など、カルビーの主力商品が順次「白黒」に変更するみたいです。

経済アドバイザー

今回、カルビーが動いたことで、その他の大手メーカーも追従する流れになりそうです。

ナフサ不足|6月から業界の流れはどう変わる?

現時点では、ナフサの在庫が残っているので、生活全般が停滞する事態には入っていませんが、少しずつナフサ不足が深刻化しています。

経済アドバイザー

今後は、お菓子のパッケージが白黒になったり、ペットボトルのラベルレス化も進んでいくと思われます。

ヒョウガ

私事ですが、コスト高が理由で継続していた仕事が無くなりました。
今回のパッケージが白黒になったり、ラベルレス化が進んでいくとパッケージに特化した印刷屋さんの倒産や廃業、M&Aが進みそうな予感がします。

ナフサ不足|本当に怖いのは夏以降

まだ、ナフサの在庫が残っていますが、本当に恐ろしくなってくるのは夏以降かもしれません。

経済アドバイザー

日本の化学・素材・製造業は、ナフサを「ただの燃料」ではなく、“産業の血液”として使っています。
だから今は「在庫があるから大丈夫」に見えても、問題は“在庫が切れ始めるタイミング”なんです。
夏以降が危険になり得る理由を、構造的に整理するとこうなります。

①今は「備蓄」と「契約」で延命している段階

日本企業は基本的に、下記の流れで急変を吸収します。

  • 数週間〜数か月分の在庫
  • 長期契約
  • 輸入の時間差

つまり、「いま現在」市場で問題が起きても、すぐ工場停止にはなりません。

でも逆に言うと、異常が見え始める頃には、内部ではかなり深刻化しているという特徴があります。

石油化学は特にこの傾向が強いです。

② ナフサは「止めにくい産業」

ナフサクラッカーは、家庭の電源みたいにONとOFFできません。

一度止めると、下記の流れが起きます。

  • 再起動コストが巨大
  • 設備損傷リスク
  • 人員再配置
  • サプライチェーン崩壊

そのため企業は、「赤字でも回す」→「減産」→「停止」の順で耐えます。

この耐えている期間が、ちょうど春〜初夏に相当する可能性があります。

③ 本当に怖いのは「価格」より供給量

多くの人は、【原油高=ガソリン高】をイメージします。

しかし、産業側で怖いのは、「金を出しても入らない」状態です。

ナフサは、下記の元になる資源です。

  • プラスチック
  • 樹脂
  • 半導体材料
  • フィルム
  • 医薬包装
  • 自動車部材
  • 塗料
  • 接着剤

つまりナフサが不足すると、数か月遅れて「あれ?なんでこれ品薄なの?」が連鎖します。

④ 夏以降が危険な理由

もし今後、下記の問題が重なると、夏頃から価格高騰」→「調達難」→「減産」へ移る可能性があります。

  • 中東情勢悪化
  • 海峡封鎖リスク
  • 中国需要回復
  • 円安固定化
  • 国内製油所トラブル
  • 脱炭素による設備縮小

特に日本は、下記のような課題が同時に進行しています。

  • エネルギー自給率が低い
  • 石化設備の老朽化
  • 製油所統廃合
  • 国内需要減

これは単なる市況問題ではなく、【産業基盤の脆弱化】なのです。

⑤ 一般生活に出始めるサイン

本当に危険化すると、先に出るのはニュースではなく、現場の違和感が増えていきます。

例えば、製造現場で下記のような問題が起こり始めます。

  • 納期が急に伸びる
  • 「代替材」で対応される
  • 包装仕様変更
  • 業務用資材の値上げ
  • 中小工場の休止
  • 「一時的欠品」が増える

そして、その後に時間差でニュースが追いかけてきます。

⑥ ただし、ナフサ不足が【即崩壊】ではない

ここは冷静に見る必要があります。

日本はまだ、可能性が残されています。

  • 国家備蓄
  • 民間在庫
  • 調達ネットワーク
  • 省エネ対応
  • 代替輸入

だから、突然すべてが止まる可能性は低いです。

ただ、「今まで通り普通に回る」という前提は、徐々に崩れ始めている。

まとめ

ポテトチップスの白黒パッケージ化は、単なるデザイン変更ではなく、ナフサ不足や資材高騰の影響が、私たちの身近な生活にも出始めたサインかもしれません。

ナフサは包装資材やプラスチックなど、日本の製造業を支える重要な資源です。
今は備蓄や在庫で大きな混乱は起きていませんが、現場ではすでに、下記の変化が始まっています。

  • 包装仕様の変更
  • ラベルレス化
  • 納期遅延
  • 資材価格の上昇

特に本当に注意が必要なのは夏以降。
中東情勢や円安などが重なると、「値上げ」だけでなく、【材料そのものが入らない状況】へ進む可能性もあります。

白黒パッケージは、時代の変化を知らせる小さな前兆なのかもしれません。

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