【上野動物園】 ヘビクイワシ展示場所どこ?|2羽に名前ある?

今回は、【真夏の夜の動物園】のメインキャラクターに採用された「ヘビクイワシ」をご紹介いたします。

目次

ヘビクイワシの展示場所はどこ?

上野動物園の東園に位置する「藤棚休憩所」付近の「ツル」ゾーンに展示されています。
気品のある「ヘビクイワシ」たちの姿に、すぐに気がつくと思います。

「ツル」ゾーンは、ゾウのすむ森やホッキョクグマとアザラシの海の近くですが、2つのエリアと比べますと比較的ノンビリと観覧できます。

また、バードソングカフェや藤棚休憩所からにも近いので、休憩前に訪れる方が多い隠れた人気スポットです。

ただし、展示場所は広くはないので、ぱっと見は地味な場所だと感じてしまう方も多いです。

しかし、ヘビクイワシの優雅な歩き方と色彩が鮮やかな綺麗な姿に立ち止まる方も多いです。気がつくといつの間にか沢山の人が集まります。

2羽に名前はある?

どういう経緯なのかわかりませんが、なぜかメスの個体は現在も『名前がない』状況です。先住者のメスのヘビクイワシは、2004年5月1日に千葉市動物公園から上野動物園にやって来ました。その当時から名前はありませんでした。

名無しのメス

そして、繁殖目的の為に来園したオスの個体は「パックンチョ君」と名付けられています。
(東武動物公園で生まれた時に命名されました。)

パックンチョ君は、東武動物公園でも人気のヘビクイワシでした。
上野動物園に移動した時に、パックンチョ君に会いにくるファンも多いとのことです。

パックンチョ君

上野動物園ヘビクイワシのメスとオスを見分ける特徴ある?

展示されているヘビクイワシには、名前のないメスとオスの「パックンチョ君」がいます。
名前のないメスは尾羽の先が白い特徴があります。

一方、パックンチョ君は尾羽の先が黒く、見分けることができるため、ゆっくりと見てみると楽しいでしょう。

彼らはタカ目の猛禽であり、くちばしも太くかぎ型に曲がっています。
美しいとされるその翼は、自由な空の舞台を想像させます。

 

ヘビクイワシ展示の見どころ

藤棚休憩所に足を運ぶ際には、いくつかのポイントに注意して観察することが大切です。
まず、ケージの外からゆっくりと見つめることで、彼らの自然な姿を観察することができます。

人間の手で育てられた「パックンチョ君」は、飼育員の人にも凄く慣れています。
飼育員が来ると、自ら歩いて飼育員さんに駆け寄ることも多いです。

また、彼らの行動や獲物を捕食する様子は、人間の視点から見ると驚きと感動を与えてくれることでしょう。

そして、食事にの際に、どのようにヘビを撃退するのかも注目すべきポイントです。
残念ながら、普段の食事にはヘビは出ませんが、年に数回ほどヘビを与えられる機会がありますので、タイミングが合えばヘビクイワシの強烈なキックする姿が見られます!

ヘビクイワシの捕食とお洒落な英語名

「蛇喰い」と言われる名前の通り、ヘビクイワシはヘビを捕食することで有名ですが、実はそれだけではありません。
彼らは小型哺乳類や大型昆虫類も捕食し、大きな獲物は足で踏みつけて仕留めることで知られています。

対象物を踏みつけるように上から踏み込みます。
(ヘビの場合は、頭のみ何度も踏みつけて弱らせてから食べます。)
その長い足で蹴る威力は、体重の約5倍もの力で踏み下ろすように蹴ります。

また、ヘビクイワシはアフリカのサハラ砂漠以南を生息地としており、農場ではネズミやヘビを駆除する大切な存在として保護されています。

上野動物園では、爬虫類や鳥類やその卵、小動物などを捕食を与えられて元気に過ごしています。(時々、ヘビも与えられます。)

日本では『ヘビクイワシ』という名前ですが、英語では「書記官鳥 (secretary bird)」というオシャレな名前で表記されています。

その理由は、頭の後ろに生えている冠羽が中世ヨーロッパの書記官に似ているためと言われております。また、モデルさんのようなスラリとした長い足と特徴的な整った顔、そして優雅な立ち振る舞いに隠れファンが多い美しい姿の鳥です。

 

ヘビクイワシの夫婦の関係性

実は、ヘビクイワシのカップルは、基本的には1度ペアになると『一生涯ペアと運命を添い遂げる』という非常に一途な特性を持っております。

まだ、先住のメスとパックンチョ君との間には、待望の子供ができません。

しかし、少しずつお互いの距離も縮まっているので、今後に期待をしています。

オスのヘビクイワシの特別な経歴|豆知識!

上野動物園のヘビクイワシ展示には、特別な経歴を持つ「パックンチョ君」もおり、彼の物語は非常に興味深いです。

<パックンチョ君は、『日本で初めて人間によって育てられたヘビクイワシ』として知られています。 

東武動物公園で2015年に生まれ、2022年5月18日に繁殖を目的として上野動物園へと来園してきました。
その経歴からも、彼はヘビクイワシの中でも特別な存在であることが伝わってきます。

また、パックンチョ君には2020年6月8日生まれの妹がいまして名前は「ジョジョちゃん」と言います。
「ジョジョの奇妙な冒険」で知られている漫画家の荒木飛呂彦さんの誕生日と同じ日に生まれた経緯から『ジョジョ』と命名されました。

しかし、大変残念なことに『ジョジョ』は、鳥インフルエンザで2022年12月に亡くなりました。

【上野動物園】 ヘビクイワシ展示場所どこ?|まとめ

上野動物園の「ヘビクイワシ」展示場所は、藤棚休憩所の近くの「ツル」エリアにあります。

美しい姿で歩くヘビクイワシたちの魅力は、一目で虜になってしまいます。
彼らの個々の特徴や経歴を知ることで、より深く理解し感動することができるでしょう。
ぜひ訪れて、ヘビクイワシたちの魅力を体験してください。

また、冒頭でもお伝えしましたが、2023年の「真夏の夜の動物園」では、メインキャラクターとしてヘビクイワシが扱われております!
とても精悍なビジュアルに新しいファンが増えそうです!
今回のメインキャラクターをきっかけに、さらにヘビクイワシの人気が高まりそうですね!

追記情報

コチラでは、随時ヘビクイワシの最新情報をお伝えいたします。

昨日は、「真夏の夜の動物園」初日(8月11日)に来園しました。
ヘビクイワシの所には、4人のご家族連れの方が観覧していました。

実は、夜の動物園ではヘビクイワシのいる『ツルゾーン』はライトアップの対応はしておりません。ハッキリ言うと暗いのですぐに見つけられません。

私もスマホで撮影したのですが、撮影した画像が真っ暗でした。
カメラのフラッシュは、ストレスになりますので、来年の夜の動物園にはカメラを購入して、夜のヘビクイワシを撮影したいと思います。

そして、メスの個体は水飲み場で座っていました。
しかし、オスの「パックンチョ君」はモデルのような長い足で、いつものようにカッコ良く歩いていました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次