屋外での子どもの熱中症対策|安全に遊ぶためのポイント

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暑い季節のイラスト

夏の屋外活動は、特に子どもにとって楽しい時間ですが、熱中症のリスクも伴います。本記事では、屋外での子どもの熱中症対策について詳しく解説し、安全に夏を楽しむための方法をご紹介します。

救急隊員

また、「ネックリングネットクーラーの情報」、『スポーツドリンクを水筒に入れた際の【金属中毒】の情報』、熱中症で119番に連絡する前に相談できる場所などをご紹介します。

目次

屋外での子どもの熱中症対策|熱中症のリスクとは

ここ最近は、気温の上昇が激しくて平均気温も上がっています。

先日、実際に体験した出来事を投稿します。
子供たちとパパ友と一緒に児童館のお祭りイベントに行った時のお話です。

パパ

凄く混雑しているね。
もう、2時間以上いるから帰ろうよ!

ヤダヤダ!まだ、帰りたくない!
他のゲームもやりたい!

パパ友

じゃあ、お兄ちゃんは、私の息子と一緒に公園で遊ばせますね。

パパ

ありがとうございます!
よろしくお願いします。

こうして、息子と息子の友達とパパ友は、児童館の涼しい場所いから、日中(炎天下)の暑い時間帯に公園に向かいました。

それから30〜40分後が経過して、私と娘も炎天下の公園で合流しました。

そして、事件は起こりました。

息子

パパ、昼間から友達と追いかけっこをしてたらメッチャ疲れた。
凄く体がダルいよ・・・。

パパ

おいおい、顔が真っ赤だぞ!
ネックリングはどうしたの?

息子

もう、冷たくないからはずしちゃった・・・。

熱中症対策として、外出時にネックリングは付けていました。

しかし、首に付けてから3時間ほど経過していたので、もう冷えていませんでした。

パパ

次回は、もっと冷却時間が長い商品に変えようと思いました。

ママ

2点とも冷却時間や性能は高いけど、この価格だともう少し金額を足せば「電動のネッククーラー」が買えちゃうわね!

ママ

でも、充電する際の電気代を取るか、冷却性能を取るか悩んじゃう・・・。

健康アドバイザー

「外出する頻度」や「外出時の滞在時間」などで、臨機応変に考えることをお勧めいたします!

先ほどの会話の続きです。

息子

パパ、昼間から友達と追いかけっこをしてたらメッチャ疲れた。
凄く体がダルいよ・・・。

パパ

おいおい、顔が真っ赤だぞ!
ネックリングはどうしたの?

体温が上がっている画像
息子

もう、冷たくないからはずしちゃった・・・。

パパ

とりあえず、水道で頭と体を濡らしてから休憩しよう!

すぐに公園の水道で、子供の頭と体を濡らして、日陰で休ませました。

パパ友

これ以上は危ないから、図書館に移動しましょう!

パパ

体調は大丈夫?

息子

ちょっと、頭がクラクラする。
あと、バテバテだよ。

背中を丸めて、猫背状態で手を下げてゆっくり歩いてます。これは危険だと判断して、すぐに図書館の冷房の近くで休ませました。

事前に、図書館前でスポーツドリンクを飲ませて、図書館で少しだけ休憩させた後、すぐに帰宅しました。

ドクター

短時間でも、お子様の体調をよく観察してください!
大人と違って、まだ体温調節に意識を向けなかったり、遊びに夢中で自分の体の異変に気づくのが遅れたりします。

パパ

帰宅後に、すぐに子供を寝かせて、アイスノンで身体を冷やしました。

熱中症で身体を冷やす子供のイラスト
息子

パパありがとう!
やっと、体調がよくなった。

早め早めの対処をしたので、大事に至らすに本当によかったです!

子どもが熱中症になりやすい理由

子どもは大人に比べて体温調節機能が未発達で、汗をかく量も少ないため、熱がこもりやすく、熱中症になりやすいと言われています。

ドクター

また、遊びに夢中になってしまい、暑さを感じにくいという点も、子どもが熱中症になりやすい原因の一つです。さらに、水分補給の必要性を感じにくかったり、水分を十分に摂らなかったりすることも、熱中症のリスクを高めます。

パパ

まさに、うちの息子が遊びに夢中になって、体調が悪化しているのに気づいていませんでした!

熱中症の初期症状とは

熱中症の初期症状は、だるさ、めまい、頭痛、吐き気、発汗、顔面蒼白などです。

ドクター

これらの症状に気づいたら、すぐに涼しい場所に移動し、水分を補給することが大切です。初期症状を放置すると、意識障害やけいれん、体温の上昇など、より重篤な症状に発展する可能性があります。

ママ

少しでも、いつもと様子がおかしい場合は、救急安心センター事業(♯7119)に連絡しましょう!

熱中症を防ぐための日常習慣

熱中症を防ぐためには、日頃から暑さに備えることが重要です。バランスの取れた食事を心がけ、十分な睡眠をとることで、体の抵抗力を高めましょう。また、こまめな水分補給を習慣化し、特に屋外での活動時は、汗をかいても水分が不足しないように注意が必要です。

カルテを持っているお医者さんのイラスト

屋外での熱中症対策方法

水分補給の重要性

屋外での活動時は、こまめな水分補給が最も重要です。汗をかくと体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こしやすくなります。脱水症状は熱中症の大きな原因の一つなので、喉が渇く前に、こまめな水分補給を心がけましょう。水やスポーツドリンクなど、電解質を含んだ飲料を摂取することがおすすめです。

ドクター

目安として、1リットルの水に対して1〜2グラムの食塩を加えます。また、長時間のスポーツなどで失った糖分を補い、エネルギーを補給するために砂糖を加えると、水分や塩分の吸収が良くなり、疲労回復にもつながるため、より効果的です。

ドクター

手軽に塩分と糖分を一緒に補給できるスポーツドリンクによる水分補給もおすすめです。ただし、カフェインが含まれる飲み物は利尿作用が強くなるため避けましょう。

水筒の中身|スポートドリンクの注意点

金属系のボトル以外ならスポーツドリンクを入れても問題ありません。ただし、保冷機能が無いです。

スポーツドリンクには塩分が含まれており、これが容器の金属部分に影響を与えることがあります。特にステンレスボトルなどの金属製の容器を使用する場合、塩分が金属を腐食させ、錆びる原因となることがあります。腐食が進行すると、容器の内側から金属が徐々に溶け出し、飲み物に混入する可能性があります。

金属中毒ってナニ?

ドクター

この金属溶出が体内に取り込まれると、金属中毒を引き起こす恐れがあります。金属中毒は、体内に有害な量の金属が蓄積されることによって生じ、頭痛、嘔吐、下痢などの中毒症状を引き起こすことがあります。特に敏感な人や既往症のある人は、これらの症状が重篤化する可能性があるため注意が必要です。

健康アドバイザー

スポーツドリンクを摂取する際には、金属製の容器ではなく、プラスチック製やガラス製の容器を使用することが推奨されます。また、使用する容器は頻繁に洗浄し、腐食や汚れの兆候がないかを確認することも大切です。金属製の容器を使う場合は、使用後すぐに洗浄し、長時間ドリンクを放置しないようにしましょう。

健康アドバイザー

適切な容器の選択とメンテナンスを心がけることで、金属中毒のリスクを最小限に抑えることができます。健康を守るためにも、スポーツドリンクの取り扱いには十分注意し、安全な方法で摂取するようにしましょう。

スポーツドリンクが入れられる水筒も販売しています。

変わり種としては、炭酸系の飲み物を入れられる水筒もあります!

水分・塩分補給にオススメのアイテム!

健康アドバイザー

定番の「スポーツドリンク」以外にも、飴やゼリー、タブレットなど持ち運びが楽なアイテムも沢山あります。

・熱中症対策の飴


・ゼリー飲料

パパ

『現場の相棒』という名前が面白いね!(笑)

・塩分入りタブレット

適切な服装の選び方

屋外での活動時は、通気性の良い、吸汗速乾性の素材でできた服装を選びましょう。綿素材は汗を吸っても乾きにくいため、熱中症のリスクを高める可能性があります。また、帽子をかぶることで、直射日光を遮り、頭部への熱中症対策にもなります。

パパ

お兄ちゃんは、こんなタイプが良いかもね!

ママ

妹ちゃんは、こちらが良いかも!

涼しい場所での休息の取り方

屋外での活動中は、定期的に涼しい場所に移動し休憩を取りましょう。木陰や日陰など、直射日光が当たらない場所を選び、体を休ませることが大切です。休憩中は、水分補給を行い、涼しいタオルなどで体を冷やすのも効果的です。

熱中症予防アイテムの活用

ハンディ扇風機の使い方

ハンディ扇風機は、持ち運びやすく、手軽に涼しい風を得ることができるアイテムです。屋外での活動時に、汗をかいた際に風を当てることで、体温の上昇を抑える効果が期待できます。ただし、扇風機だけでは十分な冷却効果が得られない場合もあるため、他の対策と併用することが重要です。

冷感タオルの選び方

冷感タオルは、水に濡らすとひんやりとした冷たさを感じることができるアイテムです。首や額に巻いたり、体に当てたりすることで、体温の上昇を抑える効果があります。冷感タオルを選ぶ際は、素材や冷却効果、耐久性などを考慮しましょう。

日焼け止めの正しい使い方

日焼け止めは、紫外線をカットすることで、日焼けによる熱中症のリスクを軽減する効果があります。屋外での活動時は、日焼け止めを塗る前に、汗を拭き取り、肌にしっかりと馴染ませるようにしましょう。また、日焼け止めは、効果が持続する時間や、紫外線カット率などが製品によって異なるため、用途に合わせて適切なものを選びましょう。

熱中症になった時の対応方法

初期対応の仕方

健康アドバイザー

熱中症の初期症状が出た場合は、すぐに涼しい場所に移動し、水分を補給することが大切です。衣服を緩め、体を冷やすために、冷タオルなどを当てたり、扇風機で風を当てたりするのも効果的です。

症状が重い場合の対応

ドクター

意識障害やけいれん、体温の上昇など、重篤な症状が出た場合は、すぐに救急車を呼びましょう。救急隊が到着するまで、意識がある場合は、横向きに寝かせ、呼吸がしやすいように、気道を確保しましょう。

緊急時の連絡先と準備

ドクター

屋外での活動前に、緊急時の連絡先を把握しておきましょう。また、携帯電話や救急箱など、必要なものを準備しておくと、いざという時に慌てずに対応できます。

救急安心センター事業って知ってる?

パパ

119番に連絡して良いのか?
このレベルだと必要ないのか?
その判断に迷う時はどうすればいいの?

救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?

救急隊員

急なケガや病気が発生したとき、救急車を呼ぶべきか、すぐに病院へ行くべきか迷うことがあるでしょう。そんなときに専門家からアドバイスを受けられる電話相談窓口が「救急安心センター事業(♯7119)」です。

ママ

我が家も何度も「救急安心センター事業」のお世話になりました。

救急車

この窓口では、電話で医師や看護師、相談員が症状を詳しく聞き、救急車が必要か、急いで病院に行くべきか、受診可能な医療機関などを案内してくれます。

屋外での子どもの熱中症対策|まとめ

ドクター

子どもの熱中症を防ぐためには、日々の小さな意識と習慣が大切です。

ドクター

こまめな水分補給や適切な服装、涼しい場所での休憩など、暑さ対策を徹底することで、お子さんの健康を守りましょう。

健康アドバイザー

可能ならば、事前に「日陰があるポイント」をチェックしていたり、熱中症予防のための休憩所として公共施設などを事前に探しておきましょう!

今年の夏休みは、例年よりも猛暑になりそうです!
お子様の体調管理には十分に気をつけてください。

また、身体を冷やすアイテムやスポーツドリンクなど、事前に熱中症対策を行うことも大切です!

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