上野動物園で出会うサルの種類と魅力について。
上野動物園は日本を代表する動物園の一つであり、その中でもサルたちは大変魅力的な存在です。
サルたちは知恵や遊び心に富んだ姿や独特の行動が観察でき、多くの訪問者を魅了しています。
今回は上野動物園で出会えるサルの種類と彼らの魅力についてご紹介します。
【上野動物園】サルの種類|シロテテナガザル
シロテテナガザルは、その特徴的な白い顔と長い手と足が特徴です。
彼らは優雅な動きで枝から枝へと飛び移り、観客を楽しませてくれます。
また、社会性が高く、グループ内でのコミュニケーションやお互いの手入れを行う姿も見どころです。
手が長くて片腕の長さと身長がほぼ同じ長さで、足よりも手の方が長く、木を移動するために親指と他の指の間隔が離れています。
基本的には地上に降りることはありませんが、地上では両手を広げてバランスを取りながら歩きます。
子供たちと観覧しましたが、手の長さと顔の可愛さに子供たちも喜んでいました!
【上野動物園】サルの種類|オナガザル
オナガザルは、その特徴的な冠毛が特徴であり、オスの冠毛は特に長く立派です。
彼らは木の上で生活し、巧みなジャンプやバランス感覚の高さを見せてくれます。
オナガザル同士のコミュニケーションや争いごとも興味深い観察対象です。
黒く長い体毛に、顔の部分だけが白い顔の不思議な組み合わせが特徴です。
食性はほとんどが果実で、臆病で木から降りることはめったにありません。
危険が迫るとふさふさの体毛を膨らませて相手を威嚇します。
体の扱いが上手なオナガザルの目まぐるしい動きに、子供たちも釘付けでした。
【上野動物園】サルの種類|ニホンザル
ニホンザルは日本を代表するサルの一種です。
また、現在のサル山の猿たちは「青森県下北半島」の猿です。
彼らは人懐っこい性格や親子の絆、社会的な行動などが特徴で、多くの人々から愛されています。
ニホンザルの中でも特に有名なのが温泉に入る姿です。
下北半島の猿たちは、寒い季節になると温泉に入ることで知られており、その姿はまさに一風変わった光景として注目を浴びます。
サル舎の猿は、『従来のサル山で飼育されていたニホンザルです。』
青森県で駆除対象となった野生のニホンザルと入れ替えで、サル山からサル舎に移動となりました。
(宮崎県と屋久島の交配で生まれた野生下には存在しない亜種間雑種)
子供たちが沢山のお猿さんの中で1番反響が良かったです。
特に、画像のお猿さんの仕草に笑っていました。
ボス猿が周囲を見渡しています。
【上野動物園】サルの種類|ブラッザグエノン
ブラッザグエノンは、緑がかったグレーの背部と黒い腹部、そして長くて太い尾に白い筋が見られるサルです。
顔の周りは白く、立派な長い白髭を生やしています。特に額に生えた頭巾を被ったようなオレンジ色の毛が、その美しさから「世界一美しいさる」と称されています。
オナガザルの仲間は主に樹上で生活する種が多いですが、ブラッザグエノンは地上にもよく降りてきます。
【上野動物園】サルの種類|ワオキツネザル
ワオキツネザルは「輪尾」を意味する名前通り、その白と黒のシマシマが魅力的なサルです。
小さな体ながら驚くほどの運動能力を持ち、特にジャンプ力と瞬発力に優れています。
木の枝や梯子を軽々と飛び跳ねながら移動する姿は、まさに迫力満点です。
同じ展示場所には、ホウシャガメ(リクガメ)が一緒に展示されています。
【上野動物園】サルの種類|クロシロエリマキツネザル
クロシロエリマキツネザルはマダガスカル島に生息する原始的なサルの仲間です。
その名の通り、キツネに似た顔をしています。キツネザルのなかで最も大柄な体格とがっしりした体躯が特徴で、昼行性のため日中に採食し、夜は樹上で休息します。マダガスカル島の自然環境に適応した姿は、まさに進化の神秘を感じさせます。
2匹が仲良く遊んでいました。
【上野動物園】サルの種類|ハイイロジェントルキツネザル
ハイイロジェントルキツネザルは、体長が約65cm程度で、1kgにも満たない小柄なサルです。
また、他のサルとは異なり「竹」を主食としています。
その愛らしい外見と特異な食性が注目されており、多くの人々が彼らの活発な姿を見るために上野動物園を訪れます。
ちなみに、日本では上野動物園でしか見ることができませんが、残念ながら2022年に亡くなってしまいました。
【上野動物園】サルの種類|クロキツネザル
クロキツネザルはほとんどを木の上で過ごすサルです。昼夜を問わず活動し、特に朝方と夕方に活発になります。
彼らの主な食物は果実で、木々の実を食べながら生活します。その愛らしい姿と樹上での器用な動きは、観察する人々に喜びを与えてくれます。
私が来園した時には、残念ながら彼らの姿を見つけることができませんでした。
【上野動物園】サルの種類|アイアイ
アイアイは細長い中指が特徴的なサルです。夜行性で、キノコや昆虫などの雑食を食べます。
彼らは木の中にいる昆虫や果肉を細長い中指でほじくりだして食べることができます。
上野動物園では日本で唯一アイアイを観ることができる場所であり、その神秘的な姿に多くの人々が魅了されます。
また、2023年に赤ちゃんが誕生しました。
(※今回で11回目の出産となります。)
館内は夜行性の環境を作るために「真っ暗な空間」を演出しています。
目視できるように「赤いランプ」で動物を見られる工夫をしています。
上野動物園で出会うサルの種類と魅力|まとめ
上野動物園ではさまざまな種類のサルたちが楽園のような環境で生息しています。
それぞれのサルたちは独特な特徴と魅力を持ち、観察する人々に楽しい時間を提供してくれます。
ぜひ上野動物園を訪れて、サルたちの世界に触れてみてください。
そして、たくさんのサルたちの楽園を体験してみてください。
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